初めて訪れたとき(数十年前)の記憶は鮮明に覚えています。先ずはその道中で、本当にこの先に進んで良いのか?と不安になります。そして、建物の雰囲気が何というかレトロというか、ちょっと独特な感じです。また、数十年前に初めて訪問した時に、建物の中に入りお焼きを焼いている所に行ったら菅笠をかぶった人が囲炉裏の炎の前で焼いている姿が目に飛び込んできました。煙と炎が舞い立ち、凄い、えーーーーという感じがした事を覚えています。そして何といっても、焼きたての「おやきの味」に驚かされました。あの日の衝撃は忘れません!
1 場所 信州 小川の庄 「縄文おやき村」は、ナビで行くと本当にこの道を進めばあるの?と不安になる細い山道を進んだところにそれはあります。
県道長野大町線(県道31号線)の小川村夏和地積から南の方角に約2kmの集落の久木本の峰という峠にあります。この峠に行くまでの山道が細く案内看板が順次設置してありますが、本当に進んで良いか不安になること間違いありません。
しかし、勇気を持って進んでいくとこのような建物が見えてきます。
建物に添った道沿いに車を駐車できるスペースがあり、また、道を進んで行くと駐車場があります。
2 お店の中へGOー 玄関はこんな感じでレトロな雰囲気が漂っています。
玄関を入ると、蕎麦を打ち処があり、手打ち蕎麦や季節の料理などの食事も出来ます。食事処の向かいにはお土産コーナーもあります。
蕎麦打ち処の左の廊下を進んで行くと、
縄文時代の住居のような「竪穴式住居」があり、
そこに設置してある囲炉裏でおやきを焼いているのが見えてきます。初めて訪れた時は囲炉裏から立ち上げる炎や煙、菅笠をかぶり焼いている村の方々の姿に圧倒され、中に入って良いか躊躇したのを覚えています。これから初めて行かれるかたはきっとその異空間の雰囲気に驚かれると思います。
【竪穴式住居】 地面を円形や方形に数十センチ掘り、垂直近い壁や土間の床をつくり、その上に屋根を架したした半地下式の住居である。おもに考古学調査で発見され、日本では旧石器時代から中世まで使われた使われた主要な住居様式の一つである。
写真では伝わりにくいですが、下記のような雰囲気です。(暗い画像で申し訳ありません)
囲炉裏の横で生地に野沢菜などの具を入れて包み、先ずは中央の鉄鍋で焼き、その後に鉄鍋の周りの鉄線の上に置き、更にじっくり焼きます。
鉄鍋は薪の炎でしっかり焼き、鉄線は置火でじっくり焼く感じで、おやきを蒸して焼くことはしていません。
個人的には、蒸したおやきより焼いたこおばしいのが好きで、これが小川村の「おやき」のファンになった理由の一つです。(ネット情報によれば、長野市中条地区の「笹おやき」という、笹で包んでふかした「おやき」も人気があるそうなので、いつか訪問したいと思っています。)
また、ここではおやきづくりの体験や、焼きたてのおやきを食べることができるように、囲炉裏の周りにテーブルと椅子が置いてあります。
サービスの蕎麦茶や味噌汁、お漬物も置いてあります。(時期によりたまたまかも知れないので要確認)
おやきの種類ですが、「野沢菜」、「しめじ野菜」、「切干大根」、「あずき」、「おから(卯の花)」、があり、その他にノビルなどの季節の山菜などを食べたことを覚えています。
時期によりその日に何を作っているのかわからないので、行ってみたとこ勝負ですのです。特に野沢菜は人気で直ぐに売り切れるようです。
皆さん、是非一度訪れてみて下さい。
この情報が信州への旅行の参考になれば幸いです。;
小川村の縄文「おやき」を訪れた時の様子はユーチューブでも紹介していますので、良かったらご覧下さい。
https://youtu.be/ov4aCJ8EJqY
3 地図
電 話 :026-269-3767 営業時間:午前9時から午後5時 定 休 日:月曜日
(臨時休業等もありますので、訪問の際はお問い合わせてを推奨いたします。)